手品の周りで 仙台編
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2-124 マジックショー「クロスロード」        
2017.8

  2010,4No31でクロスロードのことを紹介しました。

今年、7月29日東京・練馬文化センターでのショーを見てきましたので再びご紹介しましょう。

  このショーは、全国から招待された学生と社会人のアマチュアマジシャン各67人が演技を披露するものです。数ある大会の中でいわゆる招聘公演はこれだけで、ですから出演者は選ばれるとすごくうれしいのです。

 2005年、東京・江戸博物館ホールでの第3回大会に幸運にも私が出演し、コインとお札のプロダクションを演じました。

私のクラブでは2010年、第8回大会に大和田好美さんが出演し、ゾンビボールを演じました。

 

今年、14回大会は大学時代の奇術クラブの仲間、依岡真(よりおかまこと)さんが出演して、ミリオンカードとハトの演技を披露しました。

彼の演技は完璧にオーソドックスです。50年以上前のチャニングポロック、世界で初めてハト出しの技法を完成させたあの演技を彷彿とさせます。

依岡さんの演技は、どの部分をとっても日本一ではない、高度な技法もない。が、端正で清潔感があって安心感があって、温かみがあって・・、と演技が進むにつれて観客全員を魅了していきます。終わったときには会場全体が大きなどよめきに包まれました。

さらに奥さん、彼自身より名が売れてる勝枝さんが、助手に徹しているのもよかった。

さらに、専門的な話ですが、BGMにあまりとらわれないのも良かった。

いまどきの若者の演技は、演技の隅々まで音楽と同調しているのが普通です。でも見方によれば、それは音楽に支配されているとも言え窮屈にも見えます。BGMは主ではなくあくまでも従なのだと私は思っています。

 もし今回依岡さんの出演が無かったら・・。クロスロードは若者中心のややマイナーな、世代や地域や間口の点で広がりの欠く大会に変容していくかもしれない、そこを打ち破ったのが彼だったような気がします。

 

 12年前私が出演したとき、終了後の慰労会の乾杯の音頭が私でした。当時でさえ最高齢だからでした。

 今、私も彼も後期高齢者1年生。まだ何かやれそうです。

 

 

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