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HOME BACK	手品の周りで　仙台編　１９年3月
	２−１５０　梅原猛、堺屋太一、ドナルドキーン　　　　　　　 ２０１９．３ 　「十心会」という地元経済人の仲間１０人ほどの集まりに場違いな私が参加しています。４か月に１度集まって会食しています。 　十数年前、会員の１人で歌の上手な人のカラオケを聴いて、その彼をオペラの合唱団にスカウトしたのがきっかけでした。 　当時私は市民文化事業団にいて、支倉常長を題材にしたオペラ「遠い帆」の制作に携わっていました。 　会合では２月８日に亡くなった堺屋太一さんのことが話題になりました。 みなさん経済人なので堺屋さんのことはかねてから身近な存在として関心を持っていたようでした。 　堺屋さんは、前回の大阪万博、２０２５年の大阪万博とのかかわりや、油断、団塊の世代　などのキーワードを世の中に広め、社会を変えた人でした。 　彼の、８３歳という若すぎる死は私にとってものすごく大きいニュースでショックでした。 　が、新聞はトップニュースではありませんでした。さすがにＮＨＫでは臨時ニュースとしてテロップで流しましたが。 　世間では同じ時期に明らかになった水泳の池江璃花子さん白血病のニュースで持ち切りでした。 　１月１２日に梅原猛さんが亡くなりました。私は４、５０年前に法隆寺の謎を解き明かした「隠された十字架」を読んで感激しました。これを読んでから法隆寺へ行けばよかった、と後悔したことでした。 　彼の死も私にとっては非常に大きい出来事でした。 　が、トップニュースにはなりませんでした。同時期にあった横綱稀勢の里の引退がトップニュースでした。地元紙さえも、彼が仙台出身であるにもかかわらず、です。 　２月２５日の新聞は大きなニュースが３つありました。天皇陛下在位３０年記念式典、ドナルドキーンさんが２４日亡くなったこと、沖縄辺野古への米軍基地移設を巡る県民投票の結果　です。 　私的にはキーンさんの死は大きな出来事でした。彼は日本のためにどれだけつくしたことか・・。 しかし、トップニュースは沖縄でした。３つのうちこのニュースが一番準備し易かった、つまり前もって記事を作って置けたから、と邪推しています。 　梅原猛、堺屋太一、ドナルドキーンを軽く扱ったこと、後々、マスコミは長〜く後悔することになるぞーー。
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